RM Early Daysは初期のレンジマスター(RM)サウンドの中でも最初期モデルのサウンドを再現しています。レギュラーのRMシリーズは使用するOC44ゲルマニウム・トランジスタを厳選していますが、このEarly Daysは更に厳しくパーツを厳選しています。サウンドは、レギュラーのRMと比較すると高域はブライトで低域はタイト。クラシック・ロックに最適なトーンです。
RM Early Daysは、比較的低~中インダクタンスのピックアップを搭載したギター(フェンダー、ギブソン、バーンズ、グレッチ等)での使用を想定しています。そういったピックアップを搭載したギターに使用し、ギターのボリュームコントロールを最大にすると、太くバイトがありながら、耳触りなトーンをカットしたリード・トーンを得られます。
ギターのボリュームを下げれば、ボリュームに応じて歪み量が異なるクランチ・トーンを得られます。通常アンプのボリュームが歪み/サチュレーションする程度上がっている場合は、高域が失われてゆるいサウンドになりますが、RM Early Daysを使用すればナチュラルなサウンドを得られます。そのため、アンプのプレゼンス・コントロールは殆ど必要ありません。
ビンテージ・アンプ(フェンダー・デラックス、ベースマン、ボックスAC30、マーシャルJTM45、プレキシ等)を使用する場合は、クオリティの高いトレブルブースターによる素晴らしい効果を得られます。
BSM RMシリーズは、1965年から1969年まで製作されていた、英国のダラスのレンジ・マスターをオリジナルに忠実に再現したものです。レンジ・マスターはエリック・クラプトンがジョン・メイオール・ブルースブレイカーズからクリームに至るまで愛用していたものです。ブルースブレイカーズで、エリック・クラプトンは、KT66を2本搭載したMarshall 1962 2×12"コンボアンプを、クリームでは100W Plexiヘッドを使用していました。そのほかにもロリー・ギャラガー、トニー・アイオミ、ブライアン・メイ等かなり多くのミュージシャンが、このレンジ・マスターを使用していました。
トレブル・ブースターはギターとアンプの間に接続してください。決して、エフェクトループには使用しないでください。ギターのピックアップとトレブルブースターとアンプの相互関係からそのマジカルトーンは生まれます。電源には9V電池を使用可能で、消費電流は約250mAです。平均出力レベルは10dBmで最大出力レベルは弦を最大限に強く弾いて、最大で7Vです。フットスイッチでエフェクト・オン/トゥルーバイパスを切り替え可能です。
ボリューム回すと回路の性格上ノイズが出ます(オリジナルと同様です)。