ブライアンメイのユニークなサウンドに、トレブルブースターが重要な役割を果たしていることは周知の事実です。ブライアン・メイはトレブル・ブースターをAC30コンボ(複数)のノーマル・チャンネルに接続し、ボリュームを3/4程度にセットして使用していました。
ブライアン・メイは初期Queenでは1965年から1969年に製造された英国レンジ・マスターのゲルマニウム・トレブル・ブースターを使用していました。RMはそのブースターを完全に再現したものです。
中期Queenでは、よりバイトのあるサウンドを求め、シリコン・トランジスタ・デザインに変更しました。BM-Qは、その中期Queenのブライアン・メイ・サウンドの鍵となるトレブル・ブースターを忠実に再現しています。
BM-Qは、比較的、低~中インダクタンスのピックアップを搭載したギター(Fender、Rickenbacker、Burns、Gibson)を想定してデザインしています。そういったピックアップのギターとBM-Qを使用し、ギターのボリューム・コントロールを最大にすると、太く、バイト感がありながら、耳触りなトーンをカットした、リード・サウンドになります。
ギターのボリュームを下げると、ボリュームに応じて、歪み量が異なるクランチ・トーンが得られます。アンプのボリュームが上がっている場合(歪み、サチュレーションする程度)、高域が失われ、ゆるいサウンドになりますが、BM-Qを使えば、ギターに忠実なサウンドが得られます。そのため、アンプのプレゼンス・コントロールはほとんど必要ありません。
ビンテージ・アンプ(Fender Deluxe、Fender Bassman、VOX AC30、Marshall JTM45、Plexi等)を使用する場合、クオリティの高いトレブル・ブースターによる素晴らしい効果が得られます。
トレブル・ブースターはギターとアンプの間に接続してください。決して、エフェクト・ループには使用しないでください。
ギターのピックアップ、トレブル・ブースター、アンプの相互関係からそのマジカル・トーンは生まれます。
2015/02から、電源アダプターでの駆動が可能になりました。