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Purple Haze OctaviaオリジナルOctaviaの究極の現代版。全世界100台限定。

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オクタヴィア

オープン価格

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Octavia、世界で最も象徴的なギター・エフェクターの歴史

ジミ・ヘンドリックスと初めて会ったのは、1967年1月11日、ロンドンのソーホーにあるクラブ「Bag O' Nails」でした。ショーの後、私はジミと新しいギター・サウンドについて話し合いをしました。半年前に発明した新しいサウンドが、ジミにぴったりだと思ったからです。

1967年1月27日にロンドン郊外のチズルハーストにある洞窟でのギグに招かれたとき、後にOctaviaとして知られるようになるペダルの最初のプロトタイプを持っていきました。このギグの前に、ジミは楽屋で小型の練習用アンプを使ってそのOctaviaをプレイしていました。まさにこの出会いから、生涯にわたるジミと私のと関係が始まり、その後のレコーディングのための、新しくエキサイティングなサウンド創造への探求が始まったのです。

ジミはOctaviaの新しいサウンドをとても気に入ってくれ、2月3日に行われるハウンズローのリッキー・ティック・クラブでのギグが終わったら、新曲の「Purple Haze」と「Fire」のソロをオーバーダビングするので、オリンピック・スタジオでまた会おうと誘ってくれました。パープル・ヘイズ、それは衝撃的なサウンドであり、ジミが1967年の新たなギター・ヒーローになるきっかけとなったものです。

これらは全て、我々が初めに出会ってから24日以内に起こったことです。そして、その後の歴史に刻まれていくのです。ジミと私には新しいサウンドを開拓するという共通の目的がありました。数々のレコーディングは伝説となっており、そのことを証明しています。ジミとのレコーディングでは、どのトラックでも同じことを繰り返すことなく進化し、斬新な体験を生み出し続けたのです。

Purple Haze Octaviaについて

進化したOctaviaである、この最新のPurple Haze Octaviaは、私の友人であるアルバート・ロマーノが所有している、実際にコンサートやレコーディングで使用された“Band of Gypsys” Octaviaにインスパイアされたものです。

roger mayer with original octavia | octavioの画像

私が制作したそのオリジナルのOctviaとは、2020年7月にロンドンで再会しました。それはその年の12月2日にカリフォルニア州ビバリーヒルズで行われるジュリアンズ・オークション用のプロモーション・ビデオ撮影のためでした。ジミにこのペダルを手渡してから、もう50年も経過していたなんて信じられませんでした。そのオークションで、このペダルは70,400ドルで落札されます。

私はこれまで、ウェッジ・シェイプのOctaviaでジミが使用した物かどうかの鑑定を依頼されたことは一度もありませんでした。出所は100%本物で、ジミから受け継いだ、その前のオーナーであるジェリー・ギダのことも私は知っていました。アルバートは私に、1967年に製作したウェッジ・シェイプのOctaviaを、サイン入りの限定で生産してはどうかと提案してきました。

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Roger Mayerの直筆サイン入り

私は、常に技術を進歩させて新たな製品を作り出すことを信条としているので、以前のモデルを完全コピーした製品を作ったり、リイシューはしたことがないと伝えました。現に私は今でも、常に新たなペダルや革新的なレコーディング・スタジオ機材を開発し続けています。

本製品にはPurple Haze Octaviaと名付けました。そしてオリジナル・バージョン同様、私自身が巻いたカスタム・ワインド・フェライト・トランスを搭載し、素晴らしい機能とサウンドを持っています。また、今日のレコーディング環境に合わせた、使いやすい機能を追加しています。それについては後で詳しく説明します。

私はオリジナルOctaviaの発明者です。ジミとの仕事がいつもそうであったように、この象徴ともいえるサウンドを進化させ、技術的&音響的な改良を加えないということでは意味がありません。このようにして、彼の精神とインスピレーションは、過去から続く信念とともに輝き続けるのです。

roger mayer purple haze octavia certificate authenticity

Roger Mayerによる認定書付属

技術的な特徴と改善点

次段回路を追加して出力を強化

オクターブ上の倍音を発生させる初段の波形整形回路の後ろに次段の出力回路を追加することで、最終的な出力レベルが上がり、DAWにも出力できます。またDC24V電源を使用することで十分なヘッドルームを実現しました。

ロー・インピーダンス出力

ロー・インピーダンス出力で、様々な機器と接続できます。使用パーツの品質にも妥協はなく、当社の最上位クラスのスタジオ用機材で使用しているものと同じパーツを採用しています。

電源

本機は、9V〜24VまでのDC電源で作動します。3段階の電源フィルタリングにより、どのような電源を使用した場合でも、仮想バッテリー効果で高いパフォーマンスを発揮できます。また電源極性の間違いにはダイオード保護が施されています。

もちろん、標準的な9V乾電池でも使用できます。電池のホルダーは基盤上にあり、素早く簡単に電池交換できます。DC電源端子も基板上にあり、標準的な2.1mmバレル・コネクタで、極性はセンターマイナスです。ケーブルはケースの側面から出します。

roger mayer purple haze octavia battery

VOLUME兼ON/OFFスイッチ

また、VOLUMEコントロール・ノブは電源のON/OFFスイッチを兼ねています。これで、使用しないときの電池の消耗を防ぐために、INPUTのケーブルを抜く必要もなくなり便利です。ペダルボードにセットしたままで、いちいち接続し直す必要はありません。

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最大24V DCで作動

最大24V DCでの動作により、入力段ゲインの問題を解決し、より大きなヘッドルームとオクターブ・コントロールが可能になります。出力電圧を連続可変できる電源を使用すれば、より幅広いサウンド・メイクも可能になります。

6層プリント基板と三重のシールド

すべての回路は基板上の2つの電源層の間で接続され、ケースと共に様々な環境で発生する電気的および電磁波的な干渉から効果的に三重のシールドで保護します。フェライト・トランスは、50年前には標準的だったシールドなしのトランスと比較して、とても優れたシールド効果のあるコアに巻かれています。全ては究極の性能を求めて設計されています。

その他の特長

操作上の注意

本機は、2倍の周波数成分を生み出す逓倍回路|エンベロープ・ジェネレーター|周波数整形フィルタを含む振幅変調回路を加えたアナログ回路で構成されています。その効果は、設定次第で繊細〜ワイルドまで、プレイヤーのピッキングに応じて変化します。クリーン・トーンの切れを良くしたリング・モジュレーション効果による倍音は"Who knows"のソロで発揮されています。

ファズをOctaviaの前につなぐと、Purple Hazeのソロで聴かれるように、オクターブ上のサウンドが大きく変わります。フロント・ピックアップを使い、トーン・コントロールのトレブルの絞り具合で明るいハーモニクスが出やすくなります。この効果は、特に1弦と2弦の7フレット以上で発生します。上手く出すコツとしては、クリーンで正確なピッキング・スタイルと、正確にフレットを押さえることが重要です。

ジミはほとんどのライブではファズとワウの後にOctaviaを繋いでいました。これは、ワウとファズの両方に反応し、ステージ上で簡単にコントロールできるようにするためです。しかし、この接続順はスタジオでは違う場合もあります。

また、どのくらいの音量でOctaviaをドライブさせるのかを試してみることも重要です。2段目の増幅回路を追加した本機では、あなたのトーンを素早く見つけ、最適なシグナルに設定することができます。

トランスと非トランスのオクタビアの種類

フェライト・トランスは、オリジナルOctaviaとプロトタイプ、そしてこのPurple Haze Octaviaで使用しています。フェライト・トランスには、広い帯域幅と信号の透明度があります。現在、私は多くのスタジオ用機材にフェライトを使用しており、そのディテールと透明なサウンドは高い評価を得ています。性能は、従来のスチール・コア・トランスを凌駕し、シールド効果も優れています。

ただし、市販品ではなくカスタム・メイドの非常に高価なパーツです。なので、1967年ステージ用に9Vバッテリーで作動するOctaviaを作るよう頼まれたときには、一般的なオーディオ・トランスを選びました。私はこのアイアン・トランス版のOctaviaを少数生産し、ジミはBand of Gypsysのレコーディングで使用しました。

私は非トランス版のオクタヴィア回路も開発し、これが1970年の開発における最後の大きな変更点となりました。今日私が生産している非トランス版のルーツはその当時に遡る製品です。これはゲート効果による、やや攻撃的なトーンです。

1980年になると、現在のアイコンとなっているロケット型のケースの木型を、自分で削り出してデザインしました。これは薄型で、オリジナル・モデルはFETで切り替えるオプチカル・スイッチを搭載していました。現在もロケット型ケースは同じですが、スイッチは後に従来のカーリングDPDTスイッチに変更しました。