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CODE:RM456HD
RM456は、アナログ・テープ・シミュレーターとしてご好評を頂いており、The Whoのレコーディングでも使用されています。そのRM456が500シリーズのモジュールになりました。
革新的な処理により、現代的なダイナミクスと倍音のコントロールをレイテンシーなくリアルタイムで行えます。テープ・レコーディングならではの魅力的な音質を参考にし、その特徴的なダイナミクスと倍音成分の特性を加え、デジタル・レコーディングのダイナミクスを更に向上させます。
特性に関して、アナログ・テープは456、レコーダーはSTUDER A-80を参考にしています。テープ録音時の特徴である、二次倍音/三次倍音/サチュレーション等をリアルに再現できます。
勿論、テープのヒスノイズは発生しません。そして、完全アナログ機器なので、レイテンシーもありません。本機は、音源を録音する際に使ったり、ミックスやマスタリング時に使ったり、様々な使い方ができます。
エンジニア向けの新しい500シリーズ・モデルでは、出力設定を多くのDAWがサポートする0VU = -16 dBFS 以外にも、この設定を0VU = -12 dBFSまで変更することができます。これにより、出力のすべてのピークが0 dBFS 以下に維持され、レベルオーバーするのを防ぎます。
456 プロセスはまさに革新的な技術です。マルチトラック・テープを使えなくなった穴を完全に埋めてくれました。エンジニアとしての基本に立ち返らせてくれ、ゲインに関する全ての作業をより良いものにしてくれました。456を私の持つ最高のマイク・プリアンプと組み合わせてみたら、これ以上のものは望めないほどの結果を得られました。この工程を積み重ねていくと、全てを録音した後のミックス作業が非常に楽になります。個々の音がソロで際立つというわけではありませんが、すべてが非常に良く調和するようになります。そう、テープを使っていた頃のようにね。Manicsの最後のアルバムやRoger Daltreyのソロアルバムでも、ほとんどの音に使いました。456 Stereoも、私が行うすべてのミックスの最後に使っています。ミックス・バスにおいてテープがそうであったように、456は常に一番最後に使っています。
私はこの4年間、ロジャー・メイヤーの456を使用しています。音声信号は後から簡単に加工できるものであり、イコライザーなどはその最たるものと言えます。456の優れたところはアナログ・テープのサウンドを持ちながら、テープのような技術的欠点が無いことで、そのユニークな波形整形の効果により、ダイナミックでフルレンジの周波数帯域を持つ音にすることができるんです。私はこの456を、入力時にはすべての音源に、またミックスダウン時にもステレオで使用しています。ボーカル・トラック、ドラム、2ミックスなどすべてに使用していますが、本当に素晴らしいです。
456は私のマスタリング・チェインの中で何度も使用しています。456は素晴らしくユニークな機材で、私の機材の中では代わりになるものが見つかりません。個性的なリミッターやサチュレーション、あるいはほんの少しの倍音や色を加えたいと思ったら、456を使うことにしています。
INPUT | テープ・レコーダーの録音レベルと同じです。コンプレッションとハーモニクスの量が変化します。 |
BIAS | テープ・バイアスの調整と同様で、高域に輝きを加えます。 |
TRIM | 最終的な出力レベル調整です。ピーク・リミッターは必要ありません。本機の出力レベルはDAWでモニターします。 |
入力レベル | -20dB〜+4dB 不平衡 |
入力インピーダンス | 10kΩ以上 |
出力レベル | +4dBu or 3.5V peak 不平衡 |
出力インピーダンス | 50Ω |
ダイナミックレンジ | 96dB |
ヘッドルーム | 最大入力レベル +32dBm - 内部ヘッドルーム20dB |
寸法 | 38W×167D×132H mm |
重量 | 700g |
電源要件 | DC+16.2V、225mA |