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JAN:4519581038099
CODE:RM456HDM
本機は今までの456から更に進化したモデルです。テープ・レコーディングの優れた性質をヒントに開発し、そのダイナミクスのコンプレッションと倍音の特性を正確に再現できます。プリ&ポスト・デジタル・レコーディングを補正し、より向上させます。
大型のアナログVUメーターが2つあるので、スタジオで確認も簡単です。VUメーターはレベルの表示〈INPUT or OUTPUT〉を切り替えられます。
入出力の設定は3つのノブで行います。INPUTは直径28mmでCH1とCH2の各レベルを正確に設定できます。COARSEは直径21mmでCH1とCH2の出力レベルを素早く設定します。FINEは直径16mmで最終的な出力の微調整行います。CHのバランスを正確かつ迅速に設定できます。
3バンドEQを搭載しています。これによりサウンド全体の最終調整をリアルタイムに行えます。イコライジングは456HDプロセスの前に行われます。本機のEQは、レスポンスを微調整しミックスやトラック全体を最適化するために使用します。なかでもPRESENCEは、ミックスに存在感と深みを加えるのに、特に有効です。レコーディングにおいて、EQはDAWの前にアナログ・サウンドを加えることができる貴重なツールとなります。
トランスはロジャー・メイヤーのカスタム製品で、フェライト・コアを使用しています。フェライト・コアは帯域幅が広い素材で、高周波特性や位相特性に優れ、ノイズが少ないのが特長です。
「456 プロセスはまさに革新的な技術です。マルチ・トラック・テープを使えなくなった穴を完全に埋めてくれました。エンジニアとしての基本に立ち返らせてくれ、ゲインに関する全ての作業をより良いものにしてくれました。
456を私の持つ最高のマイク・プリと使ってみたら、これ以上のものは望めない程の結果を得られました。この工程を積み重ねることで、全てを録音した後のミックス作業が非常に楽になります。個々の音が際立つというわけではなく、すべてが非常に良く調和するようになのです。そう、まさにテープを使っていた頃のように。
Manicsの最後のアルバムやRoger Daltreyのソロ・アルバムでも、ほとんどの音に使いました。456 Stereoも、私が行うすべてのミックスの最後に使っています。ミックス・バスにおいてテープがそうであったように、456は常に一番最後に使っています。」
「私はこの4年間、ロジャー・メイヤーの456を使用しています。音声信号は後から簡単に加工できるものであり、イコライザーなどはその最たるものと言えます。
456の優れたところはアナログ・テープのサウンドでありながら、テープのような技術的な欠点がありません。そのユニークな波形整形の効果により、ダイナミックでフルレンジの周波数帯域を持つ音にすることができるんです。
入力時にはすべての音源に、ミックスダウン時にはステレオで使用しています。ボーカル・トラック、ドラム、2ミックスなどすべてに使用していますが、本当に素晴らしいです。」
「456は私のマスタリング・チェインの中で何度も使用しています。456は素晴らしくユニークな機材で、私の機材の中では代わりになるものが見つかりません。
個性的なリミッターやサチュレーション、あるいは、ほんの少しの倍音や色を加えたいと思った時に456を使うことにしています。」
入力レベル | 20 dBu~+4 dBu アンバランス |
最大入力レベル | +32 dBu |
入力インピーダンス | 10kΩ以上 |
最大出力レベル | +24 dBuトランス・バランス |
出力インピーダンス | 50Ω |
内部ヘッドルーム | 20 dB |
ダイナミック・レンジ | 108 dB |
寸法 | 483W ✕ 89H ✕ 250D mm(2Uサイズ) |
重量 | 3.64Kg |
電源:100〜240VAC 50/60Hz |