このコンパクトなSunadamala Dxは、インドの本格的なタブラ奏者も満足させる高品位なエレクトロ二ック・レヘラです。インドの伝統的な民族打楽器であるタブラに、旋律パターンであるレヘラを加えられます。
一般的に、インド音楽は、ターラと呼ばれる一定のリズム・パターンを周期的に反復します。そのターラのリズム・パターンの中で、主奏者はラーガと言われるルールに基づき即興的に旋律パターンをテーマとして生み出していきます(アーラープ)。それに呼応してタブラ奏者が提示されたテーマがどのターラに基づくものなのかを瞬時に判断し、様々な変形リズムを披露していくことになります(ガット)。こうしたやり取りを繰り返しながらクライマックスに向かっていくことになり、ある意味ジャズ等にも通ずる音楽と呼べるものです。
そんなインド音楽を手軽に、高品位に楽しめるのがこのSunadamala Dxです。上面のコントロール部を操作することによって、タール(リズムサイクル)にラーガ(旋律)を組み合わせた202のレヘラ(旋律パターン)を奏でます。コントロールは多機能で、サウンドは高音質です。
本機はボリューム、ピッチ、テンポのコントロール機能を備え、DRONEコントロールにより、バック・グラウンドの持続音であるドローンの音量を独立してコントロールできます。また、自分でプログラムしたレヘラを2つまで保存することもできます。電源は90Vから260Vに対応し、単3乾電池(別売)でも使用できます。
また、このSunadamala Dxは、姉妹機のエレクトロ二ック・タブラTaalmalaシリーズとケーブルで繋いで同期演奏できます。Sunadamala Dxの旋律パターンをTaalmalaシリーズのタブラ(リズムマシーン)とシンクロさせて奏でることで、インド音楽の雰囲気を完全に再現します。現代の西洋音楽に慣れている私たちの耳にとっては新たな衝撃となることでしょう。
注:Sunadamala Dxは以前のSunadamalaからのモデルチェンジです。選べるサウンドが2つから4つに増え、メトロノーム機能が付きました。
▲上面のコントロールパネル
リンク先でSunadamala Dxの使いかた等、説明ビデオをご覧頂けます。
<リンク:YouTube>