本機は、1995年に生まれたオリジナルのRx Overdriverを元に改良したモデルです。更に遡ると、そのオリジナルは1970年代のイギリス製Colorsound Overdriverを参考にしています。
Colorsound OverdriverはNPNシリコン・トランジスタを使用したハイゲイン・モデルで、ジェフ・ベックを始めとした多くのギタリストが、当時のライブやレコーディングで使用していました。
ブースト具合はDRIVEで設定します。DRIVEノブをフルにする手前まで、徐々にブーストするのでより詳細に設定できます。
基本的にはブースターですが、DRIVEノブをフルにすると、途端にファズ・サウンドになります。そのファズは非常にぶっとく魅力的です。かなり歪みますが、ピッキングの強弱にも敏感に反応し、ギターのボリュームを絞るとクリーンなサウンドにもなります。本機は、ピッキングやボリュームの操作により、幅広くニュアンスを表現できるペダルです。
出力バッファーを搭載しました。内部のスイッチでオン/オフできます(BUFFER IN / OUT)。切り替える場合は裏蓋を外してください。OUTにすればトゥルー・バイパスとなり、オリジナルの1990年代モデルと同じ仕様になります。
出力レベルを設定します。
低域を設定します。
高域を設定します。
歪みの設定です。右に回すと歪みが増えます。ダイナミクスが優れており、DRIVEを右に回しきり歪を最大にした状態でも、ギターのボリュームを下げるとクリーンなサウンドになります。