本機は、コンパクト・サイズに5つのヘッドホン・アンプを搭載し、トークバック機能もあります。トークバックは1つの出力だけにでも、全ての出力にでも送れます。また複数の入力をミックスしてのモニターも可能です。最大で5つまでの入力を同時にモニター出来ます。それぞれのチャンネルにはAUX入力端子があるので、チャンネル毎に別々のヘッドホンアンプとして使用することもできます。
他にない珍しい機能としてLISTEN機能があります。それぞれのチャンネルにはLISTENボタンがあり、押したチャンネルのサウンドをLISTEN OUTから出力します。AUX入力と組み合わせて使うことで、通常のヘッドホンアンプでは出来無い、様々な使用方法を生み出せるでしょう。
ノイズは非常に少く、原音を大切にするサウンドです。1/4"入力端子は、ラインレベルで、レベル調節も可能です。
本機はスタジオでも気軽に使えます。トークバック機能を使えばヘッドホンをしたままコミュニケーションがとれます。メインのミックスを本機のMAIN INに繋げば、全てのチャンネルに配信できます。AUX入力を使えば、それぞれ別のヘッドホンアンプとしても使えます。この場合はMAIN INからの信号はキャンセルされます。LISTEN機能でそれぞれのモニターミックスも簡単です。
本機は複数台繋いで同時に使うことができます。ステレオ・ケーブルを使い、1台目のLISTEN OUTと2台目のLISTEN INを繫ぎます。こうすることで、LISTEN機能を使い全てのユニットのモニターを1つのヘッドホンでできます。
もし、トークバック機能を使いたい場合は、マイクをYケーブルやスプリッターを使って、それぞれのユニットのXLR端子に繫ぎます。
TALK ALL機能はフットスイッチを使った場合にのみ使えます。この場合も、フットスイッチからYケーブルでそれぞれのユニットのTALKBACK FOOTSWITCH端子に繫ぎます。
各生徒の楽器をそれぞれAUX INに繫ぎます。生徒は自分達のプレイをそれぞれモニターできます。トークバック機能を使えば、教師はそれぞれの生徒とコミュニケーションがとれます。また、それぞれの生徒に一台ずつ用意して、LISTEN OUTにヘッドホンを繫げば、4インのミキサーとしても使えます。この場合、生徒達のユニットのMAIN IN端子に教師のユニットを繋げば、トークバック機能を使えます。