希望小売価格:¥1,760,000(税抜¥1,600,000)
al-12は、従来のVUE al-Classの持つ先進的なトランスデューサー技術と画期的なDSPとの組合せを、規模の大きな音響現場に提供して「音響」のハードルを持上げることに成功しました。
al-12は、大規模な音響現場に対応するために、システムの基本から設計されました。al-Classの他のシリーズとアレイを組んでも「ラインを壊さない」と言うユニーク能力を持っています。
al-12ラインアレイシステムは、他のal-Class,al-4やal-8と同様にVUEの最先端技術と革新的なデザインを採用し、ジャンルを選ばない多用途性と優れたサウンドパフォーマンスを実現しています。拡張度の高いal-12は、専用の3インチベリリウムコンプレッションドライバやケブラーコーン/ネオジム LFドライバー、そして DSPなど VUEの持つ高度なテクノロジーと制御ソフトSystemVUEやVUEPoint beemテクノロジーなどを他のal-Classと連携することにより、音響現場の主軸として幅広い用途に最高のパフォーマンスを提供することができます。
al-12ラインアレイシステム」は、al-12エレメントとVUEDrive ™V3-i System engineで構成されています。V3-iは、洗練されたDSPアーキテクチャと内蔵されたSystemVUEネットワーク機能により、直感的なSystemVUEソフトウェアを介してリモート管理とコントロールが可能なネットワークを簡単に組合せることができます。
1台のV3-i System Engineは2台のal-12エレメントをドライブすることができます。V3-i System Engineは、低域と中域の各チャンネルに1600W高域に550Wの専用アンプが搭載されています。
V3-iには、アナログ、AES入力とイーサネットベースのSystemVUEリモートコントロールが装備されています。
al-12エレメントには、VUEがal-12のために特別に設計したトランスデューサーを搭載しています
al-12のために新しく開発された12インチ ネオジムLFトランスデューサーのペアが、MF用4インチのケブラー加工されたネオジム・ドライバー6台の外側に配置されています。MFドライバーは、HFとMFセクションの位置やユニットサイズを他のal-Classと同じにして、al-12とal-8やal-4が同一アレイで構成された時に、音のラインを崩すことが無いように設計されています。al-12はal-8よりも10db出力が大きくなる設計しました。al-ClassのMFドライバーは、高い効率性と低歪率を目指して一から設計されています。
HFには1.4インチスロートのネオジムコンプレッションドライバーと3インチのTruextent®ベリウムダイアフラムを採用しています。ベリリウム技術により、従来のアルミやチタンの設計では実現できなかった高域の伸びとレスポンスのリニアリティが劇的に改善されました。
al-12HFドライバはまた、人間の聴覚範囲(-10db@28k)を超えた高音域再生を可能にするベリリウムダイアフラムに新しいフェイズプラグ組込みました。これによりベリリウムコンプレッションドライバは、音響的な曇りを低減させラインアレイの理想的な形を実現する事に成功しました。
al-12のエンクロージャーは、12層のデュラコート・ペインティングで処理された強靭なバーチ合板で制作されています。専用のフライバーは、1基あたり16台のal-12エレメントを連結して使用できます。リアのI/Oパネルにはエレメントのデイジー・チェーン用にNL8ソケットが2基用意されています。リギング・オプションにより、フライングとグランド・スタッキングが可能です。

ベリリウムは、コンプレッション・ドライバーのダイヤフラムに使用される金属の中で、密度と質量の比が最も低い金属です。
加速度は速度の変化率です。密度は単位体積あたりの質量を表します。全体の質量が小さいほど反応速度が早くなり、能率と音質の両方が向上します。
ベリリウムのほぼ完全なピストン運動は、その非常に高い剛性と質量の比に起因し、機械的変形(破壊)を劇的に低減し、可聴範囲外の共振周波数に反映されます。
全く同じサイズで作成された音叉を比較した場合、ベリリウムの共振周波数はチタンやアルミニウムで作成された音叉の2.6倍高い周波数である。

VUE al-Classラインアレイは、シリーズのal-4|al-8|al-12ををどのように組合せても中高音域帯の持つ特性を1つのアレイとして構成できるラインアレイ・システムです。この設計思想により、システムの構成に柔軟製のあるデザインが可能なシステムです。
指向性|音圧レベル|サイズ|重量にいたるまで、全てのパラメーターが最適化され、事実上シームレスなアレイ構成が出来ます。これにより、あらゆる音響環境にふさわしいシステムを経済的にも無駄のない形でデザインする事が出来ます。
MFドライバーとHFコンプレッション・ドライバーは、VUEDriveシステム・エンジンに内蔵されたDSPを介して、最適なクロスオーバー・ポイントを設定し、使用環境に合わせた出力管理を行うよう設計されています。
al-ClassのHF/MF/LFのそれぞれのドライバーには、MFにベリリウム・ダイアフラムを採用するなどの独自のアーキテクチャーを持っています。そしてそのアーキテクチャーは全てのal-Classラインアレイ・システムに共通しています。その結果、al-Classはどのような組合せでも連続的な音響直進性を持っています。
al-12ラインアレイシステムは、al-12 エレメントとV3-i System Engineで構成されています。
V3-iは、スピーカーマネジメント機能を備えたDSPを内蔵したアンプシステムで、SystemVUEソフトウエアを介してal-12のリモート管理とコントロールが可能なネットワークシステムを簡単に構築することが出来ます。1台のV3-i は、2台のal-12エレメントをドライブする事ができます。V3-i は低域および中域用にそれぞれ1600W、高域用に550Wの出力のアンプが搭載されています。V3-i はアナログのXLRとデジタルのAES/EBUの入力を持ち、システムコントロールのためにEtherNETシステムを内蔵しています。
VUEはal-12と共にフライング可能なモジュラーアンプシステムを開発中です。これはV3-iと同じDSPを内蔵し、よりクオリティの高い性能を持っています。al-12システムは、16台al-12エレメントと8台のV3-iをひとつの構成単位としています。このブロックを組合せることにより大規模なシステムを構築します。
より強力な低域を必要とする用途のためにal-12SBが用意されています。al-12SBはデュアル18インチ・ネオジウム・ウーファーを搭載したフライアブルなサブウーファー・システムで、非常にコンパクトなエンクロージャーにも関わらず、40Hz以下の低域までしっかり再生する事が出来ます。またal-12は、VUEのhs-221やhs-28と言ったパワフルなh-classサブウーファーを含む様々なVUEサブウーファーと互換性を持っています。