ADコンバーター搭載真空管マイクプリアンプが更に進化をとげたDPS IIの登場です。ARTならではの真空管による温かさが得られるDPSに更に入力インピーダンスを可変可能なインプットインピーダンスコントロール、LEDインプットメーター、オートマイク楽器スイッチング機能が追加され、よりサウンドバリエーションとクオリティが大きくなりました。
更に進化したプリアンプ
プリアンプ部は原音に忠実で120dBものダイナミックレンジをほこるディスクリートプリアンプ部と、既にTPS、DPSで大好評のV3真空管(12AX7)ヴォイシングゲイン段にて構成されています。更にインプットLEDメーターを搭載しておりインプットアンプのドライブ量もモニター可能です。またアナログ、デジタル両方に出力が可能ですので、セッティングに応じて、真空管ならではの豊かなサウンドから解像度の高いデジタルサウンドまで自由なフォーマットで出力可能です。
独自のインプットインピーダンスコントロール
マイクの特性を最大限に活かすことも、また敢えてミスマッチングサウンドをクリエイトすることが可能な可変インプットインピーダンスコントロールを搭載しています。入力インピーダンスによる音像の変化をも自由にコントロール可能です。
V3(VARIABLE VALVE VOICING)
簡単にかつ素早くトップエンジニアのような美しいサウンドを得られるよう、また幅広いスタイルのヴォーカル、楽器に即座に対応できるよう、プロエンジニアによってプリセットされています。そのため、簡単にヴォーカルやギター、ベース、その他アコースティック楽器等に真空管ならではの温かさと厚みを加えることができます。
OPL回路
OPL回路(Output Protection Limiting)を内蔵しており、レコーダー等でクリッピングを発生しないようレベルコントロール、ノーマライズできます。
オートスイッチングインプット
フロントパネルの楽器入力に入力しますと自動でリアXLRをオフにします。そのため、リアコネクターにケーブルを接続したまま、自由にフロントに楽器を接続可能です。
インサーションループ
各チャンネルにインサーションループがあり、外部機器の接続や、内蔵高品質A/Dコンバーターに直接入力すること等ができます。またアナログ、デジタルそれぞれに出力レベルコントロールを備えており、独立して出力レベルをコントロール可能です。
デジタル部
デジタル出力
デジタル出力はS/PDIF、TOSLINK、ADATを使用できます。(フロントパネルにて選択できます。)サンプリングレートはフロントパネルにて選択(44.1〜96k)、ADATや外部ワードクロック(32kHz〜100kHz)への同期、何れも可能です。
DI/O PREAMP SYSTEMはART DI/Oと同様、AD変換と独自の真空管テクノロジーを組み合わせたものです。そのため、他のアナログプリアンプからの信号をデジタルに変換し、しかもその信号をより温かく、音楽的なサウンドにします。
|